月・火星への探査ミッションや民間宇宙旅行サービスが本格的にスタートした近年。宇宙旅行者を含む、多種多様な”人”が宇宙へ行き、働き、そして暮らす時代の幕が開けようとしています。訓練を重ねた選りすぐりの人材が適応できる厳しい環境をアップデートさせ、一般の私たちでも「行ってみたくなる」「暮らしたくなる」宇宙を、”暮らし”の観点から一緒に取組む仲間を増やしたいというクライアントの意向をとらえ、ウェブサイトの企画・制作を行いました。
Product & Service
JAXA THINK SPACE LIFE
「Space Life Conception β」
暮らしやすい宇宙をつくるための
未来構想WEBサイト
- Client
- JAXA(THINK SPACE LIFE)
- Date
- 2023.9
- Overview
-
JAXAの暮らし・ヘルスケア分野ビジネス共創プラットフォーム「THINK SPACE
LIFE」が推進する、未来の宇宙の暮らし(目指す世界)を民間企業等を中心として構想する未来構想を発信するためのウェブサイトを制作しました。
>Space Life Conceptionβ
- Issue
- 宇宙開発には、ロケット・衛星開発といった宇宙産業として想起しやすい企業や一部の限られた人だけが関わるというイメージを払拭し、自分ごと化・自社ごと化してもらうには?
- Solution
- 無機質な宇宙のイメージに、親近感とぬくもりを与える生活シーンのイラスト及びウェブサイトの開発
暮らしやすい宇宙をつくるための、未来構想。
Expertise
Story
- Initial Research
- Concept Ideation
- Concept Writing
- MVV
- Naming
- CI / VI
Product & Service
- Package
- POC
- Movie
- UI / UX
- Design System
- Animation
- Prototype
- Web / App
Branded Experience
- Integrated
Communication - Social Action
- PR
- Web / App
宇宙を身近に感じる生活シーンをイラスト化
宇宙開発と聞いて自分と関係のある言葉だと捉える人は多くなく、まずは宇宙での暮らしを身近に感じるきっかけをつくりたいというクライアントの願いがありました。その意向を受け、無機質でミステリアスな、ステレオタイプな宇宙表現ではなく、ライフスタイル雑誌のような生活感あふれるカラフルなイラストで人間らしい豊かさを表現しました。より身近に感じていただけるように、コーヒーをこぼしてしまうといった人間のおちゃめな部分を表現するなど、人物の描き方についても提案しました。
部屋の広さの表現、家具の形状、ロボットのデザイン、重力の違いに対応したモノや人の表現、食事やそれらを入れる容器のデザイン、シーンによって使い分ける服装、登場人物のキャラクター設定に対応した表現など、イラストに出てくる要素1つ1つに対して、仮説を立て想像力を膨らませながらクライアントと構想に参加した企業のみなさんと話し合いを重ね描いていきました。
- Web
めくるだけでインスピレーションが湧く
誌面のような佇まいを持つWEBサイト
誌面のような佇まいを持つWEBサイト
宇宙の暮らしをもっと手軽に触れられる場にすべく、イラストを大胆に使った雑誌を想起させるレイアウトで、宇宙開発への敷居を下げることを目指しました。またイラストのトーンを「無機質な宇宙」にしなかった代わりに、無重力を表現したアニメーションを実装することで、UI操作を通じて宇宙らしさを直感的に感じられるようバランスを取りました。
Credit
- Creative Director
- Hayato Itakura (tacto)
- Art Director
- Ayaka Mita (tacto)
- Designer
- Ayaka Mita (tacto), Junna Hashiguchi(tacto) , Shine Han(tacto)
- Illustration
- Aqua Star