おいしい日本酒は飲みたいけど、探すのも聞くのも億劫なもの。ボトルでジャケ買いしても、ハズレだったら後悔してしまいます。そこで日本酒のテイスターや化学者と連携し、香りに基づいた5つのタイプに分類する「サケタイプ」を開発。毎月異なる地域から、好みに合わせた3酒1菜を小容量でお届けするサービスを構想しました。エグゼキューション面ではエアラインやホテルなど旅旅気分を高めるトーン&マナーを策定。ロゴには毎月旅に出てワクワクする気分を象徴する「翼」を採用しました。ローンチから5ヶ月で700名以上の会員を獲得し、現在もグロース中。
Product & Service / Branded Experience
SAKEFLIGHT
あなたの晩酌を旅へと変える
3酒1菜サブスクリプションサービス
- Client
- YUMMY SAKE
- Date
- 2021.12
- Overview
- 日本酒は、味わいの多様性や楽しみ方の幅が広いが、難解で選びにくいという課題を長年抱えています。これを克服するために、小容量パウチと専用アプリによって、日本酒の体験を根本から見直したサブスクリプションサービスを構想・開発しました。
- Issue
- 日本酒の選びにくさを解決し、一般化するには?
- Solution
- 香りを軸にした味のカテゴリを基に、毎月異なる地域から3酒1菜と記事が届く定期便サービス
日本酒でニホンを巡る定期便
Expertise
Story
- Initial Research
- Concept Ideation
- Concept Writing
- MVV
- Naming
- CI / VI
Product & Service
- Package
- POC
- Movie
- UI / UX
- Design System
- Animation
- Prototype
- Web / App
Branded Experience
- Integrated
Communication - Social Action
- PR
- Concept Ideation
造り手ではなく飲み手視点のタイプ分類
既存の日本酒の分類は、成分値や製法をベースとしていたり、覚えきれないほど細かいジャンル分けがされた、「プロ仕様の転用」でした。私たちはユーザー視点で再解釈し、5つの香りの方向性によってタイプを分類し、3つの味わいのパラメータによって個別の特性を表現する「サケタイプ」をプロテイスター・科学者の監修のもと開発しました。今後は様々な商品の解析や、店頭での表示などに役立てることを想定しています。
- Concept Ideation
- CI / CV
- Package
良いものを少しずつ色々届けるためのパッケージ
一般的なボトルの容量は720mlで、「試す」には多すぎますし、食品ロスの原因にもなり得ます。そこでグラス一杯程度の100mlパウチを採用し、輸送コスト削減にも貢献。低臭加工で品質変化も最小限に。外箱は黒を基調として、ミステリアス感と高級感を同居。パウチは旅券をモチーフにタイポグラフィー中心で構成。サケタイプで色分けし、シンプルかつモダンに仕上げました。
Process
デザイン検証(パッケージ&ロゴ)
- UI / UX
毎月の晩酌を旅へと変えるパスポートアプリ
専用アプリでは、初回に5種飲み比べのサケタイプ診断を行い、パスポートを発行。以降は飲んだお酒のログ記録や、地域ごとのガイドブックで味わいの背景まで味わう体験を提供。ボーディングパスやパスポートなど旅情のあるモチーフを取り入れ、月に一度の非日常体験を演出しながら、翌月の目的地へと思いを馳せる時間を届けます。飲みながら操作ができるよう、ユーザービリティや操作性を考慮した構成としています。
Process
ワイヤフレーム
Credit
- Creative Director
- Hayato Itakura (tacto)
- Art Director
- Ayaka Mita (tacto)
- Visual Designer
- Kazuya Sakamoto (tacto)
- Strategy
- Takuro Nakajima (tacto)
- Engineer
- Yuya Nishioka (MountPosition)
- Project Manager
- Tomonori Oki (MountPosition)